植え戻し活動の実施2

植え戻す場所

  • 今現在そのランが自生している場所,かつてそのランが自生していた場所であること
  • 周囲の環境をまるごと保全する

 ランを植え戻しても、自生地の環境が不適当であると、死滅するだけで終わってしまいます。ランだけではなく、周囲の環境復元・保護を組み合わせることが最も重要なのです。

自生地に個体を植え戻す

 自生しているランの特性をよく理解し、適切な場所、時期、個体サイズを検討した上で、植え戻しを行いましょう。

・必ず記録をとりましょう
 植え戻した日時、場所、どのような大きさの個体をいくつ植え戻したか?など、詳細な記録や写真を残しましょう。
・その後のモニタリング
植え戻した個体が、その場所に定着したかどうかを継続的に調査することは非常に重要です。生存個体数、その後の成長など、詳細な記録をとりましょう。もし活動が効果的でなかった場合、次の活動の指標になる重要なデータとなります。