このホームページは、IUCNラン部会日本委員会が製作したものです。

本当に植え戻しは必要ですか

人工的に増殖した苗を、自生地に植え戻す「植え戻し活動」は、場合によっては自然を破壊する非常に危険な行為となります。一方で、自生地の環境復元、盗掘減少への働きかけが、安易な植え戻しよりもはるかに効果的な場合があります。現状で本当に植え戻しが必要なのか、専門家と十分に検討した上で活動を実施して下さい。

→植え戻し活動は,どうして危険なの?

文献だけにしてはならない
(図はボタニカルマガジンより)

活動の前に

・現状を把握する
どのくらいランが現存しているのか、周囲の環境はどのような状態なのかなどを事前に十分調査することが必要です。状況に応じて、最も効果的な保全方法を検討しましょう。
・専門家に相談する
IUCNラン部会では、専門家による相談窓口を設けています。事前に、専門家と十分に検討した上で活動を実施して下さい。
→専門家に相談する