メニューに戻る(Back)

世界の植物(World Flowers)

世界各地の植物(主にラン)の花の写真をお楽しみいただくページです
2006年3月6日作成                                    写真と解説;  当社・ 代表取締役、 齊藤亀三

オーストラリア西南部のラン(6)
Orchids of Southwestern Australia(6)
1.Caladenia pectinata
多数のカラデニアをみることが出来たが、このように濃い赤色の花は他に無い。草姿はどれも全く同じ、有毛の2枚の線形の葉があるだけの素っ気ないもので、とてもこのように美しい花が咲くことを想像出来ない。拡大
2.Caladenia procera
セパルやぺタルが極端に長く伸びる種が多い中で、比較的短く、きっちりした花が咲く種。リップの鮮やかな赤が目立つ。拡大
3.Caladenia roei
数少ない観光地ウェイブロックの周辺で見つけた。半円形で全縁のリップ中央には、黒い疣状突起がある。拡大
4.Wave Rock
あたかも津波が押し寄せてくるかのごとく感じさせる。どこにも岩の切れ目や裂け目が無いのが凄い。此処だけ岩が盛り上がっている。周囲は大雨が降り続くと、冠水するそうである。拡大
5.Diuris amplissima
英語名のDonky orchidは、半円形でロバの耳のようにみえる花弁に因む。この種は、草丈も大きく、50cm前後に達する。拡大
6.Diuris laxifolia
草姿も花も小さいが、花弁は鮮やかな黄色。やや湿った草地で見つけた。拡大
7.Diuris longifolia
ややピンク色を帯びるが、花弁が狭いのが特徴。拡大
8.Diuris magnifica
草丈は低く、せいぜい10-15cm。前種より花弁が広いのが相違点。やや乾き気味の林床に生育していた。拡大
9. Diuris sp.nov.
パース周辺だけでも、数種のディウリスが分布している。現場で見た時には、どれも同じように見えたが、写真を比べると差異がよく判る。これは、Brown博士が未記載の種であると言っていた。拡大
10. Drakonorchis barbarossa
一見普通の花のように見えるのだが、リップの形が独特である。丁度、先端が二又になったカブトムシの角のようである。拡大
11. Drakonorchis barbarossa
どんな昆虫が飛んできて、花粉を運ぶのだろう。リップを見る限りでは、ハチではなさそうである。だが、我々人間には解らない魅力があって、ハチを呼び寄せるのかもしれない。拡大
12. Elythranthes brunonis
エナメルオーキッドの一種。唇弁の形態が異なる。写真はやや青みが強い。拡大
13. Calochilus robertsonii
やや湿った明るい草原で見つけた。花はまだ全開していないので、リップが展開していない。リップ表面のヒゲが特徴。拡大
14. Cephalotus
湿原だが、やや高めの場所にあった。高校生の頃に一度栽培したことがあったので、自生地で見ることが出来、感激した。独特の袋状の捕虫嚢を持つ食虫植物。拡大
15. Elythranthes emarginata
花弁の内側は、エナメルオーキッドの異名のとおり、エナメル質の光沢がある。だが、外側は多少ピンクを帯びているだけで、その差は極端である。拡大
16. Leptoceros menziesii
草丈はせいぜい5-6cm、上方に突き出た突き出している2本の角、純白で先端が重なり合うぺタルが特徴。本当に愛くるしい花である。拡大1拡大2