レストレピア(Restrepia)属 No.1:antennifera, guttulata, chameleon, sanguinea等

レストレピア属は、南米北部を中心に中米まで分布する属で、側萼片が合着して舟型のシンセパルとなり、花弁と背萼片は先端だけがわずかに膨らむ尾状の独特の花形で知られる。多数の種が知られているが、一部の種群では近縁種と花の形態が連続するなど同定が難しい。

No.1: antennifera, chameleon, guttulata, sanguinea
このページでは、草姿も花も中―大型の種群の種を紹介します。すべてに共通する花の特徴は、唇弁が幅広く、肉厚であることです。シンセパルは@antenniferaでは黄―茶褐色の地に縦縞、弁質は薄い、Aguttulataと呼ばれるものには2系統があり、、弁質は厚く、桃紫色―薄桃色の地に濃紫色の斑点が縦縞状に入るもの、、弁質は薄く、黄色―茶褐色の地に濃茶褐色の斑点が縦縞状に入るものとがあります。Bsanguineaは、シンセパルの弁質が厚く、全体として舟型、淡桃紫色の地に濃紫色の斑点あるいは縦縞があるのが特徴です。Cchameleonもグッチュラータの1タイプのように思えます。

antennifera:どちらも阿夫利洋蘭園より
antennifera
左は北海道の「えるむ」さん、右は「Ecuagenera」より

上のchameleonは「Ecuagenera」より
下ダリのantenniferaは「Mundiflora」より、下右のchameleonは「J&L」より

guttulata
左は「j&L」よりの "Excellent",右はいわゆるhemsleyana「松本洋蘭園」より
guttulata :
 左は「Mundiflora」、右は松本洋蘭園
黄褐色タイプのguttulata : 左は「Ecuagenera」、右は「L&R」より

guttulata : 松本洋蘭園より

sanguinea


上は縦縞型、








下は斑点型