オーストラリア西南部のラン(6)

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オーストラリア西南部のラン(6)
1.Caladenia pectinata多数のカラデニアをみることが出来たが、このように濃い赤色の花は他に無い。草姿はどれも全く同じ、有毛の2枚の線形の葉があるだけの素っ気ないもので、とてもこのように美しい花が咲くことを想像出来ない。
2.Caladenia proceraセパルやぺタルが極端に長く伸びる種が多い中で、比較的短く、きっちりした花が咲く種。リップの鮮やかな赤が目立つ。
3.Caladenia roei数少ない観光地ウェイブロックの周辺で見つけた。半円形で全縁のリップ中央には、黒い疣状突起がある。
4.Wave Rockあたかも津波が押し寄せてくるかのごとく感じさせる。どこにも岩の切れ目や裂け目が無いのが凄い。此処だけ岩が盛り上がっている。周囲は大雨が降り続くと、冠水するそうである。
5.Diuris amplissima英語名のDonky orchidは、半円形でロバの耳のようにみえる花弁に因む。この種は、草丈も大きく、50cm前後に達する。
6.Diuris laxifolia草姿も花も小さいが、花弁は鮮やかな黄色。やや湿った草地で見つけた。
7.Diuris longifoliaややピンク色を帯びるが、花弁が狭いのが特徴
8.Diuris magnifica草丈は低く、せいぜい10-15cm。前種より花弁が広いのが相違点。やや乾き気味の林床に生育していた。
9. Diuris sp.nov.パース周辺だけでも、数種のディウリスが分布している。現場で見た時には、どれも同じように見えたが、写真を比べると差異がよく判る。これは、Brown博士が未記載の種であると言っていた。
10. Drakonorchis barbarossa一見普通の花のように見えるのだが、リップの形が独特である。丁度、先端が二又になったカブトムシの角のようである。
11. Drakonorchis barbarossaどんな昆虫が飛んできて、花粉を運ぶのだろう。リップを見る限りでは、ハチではなさそうである。だが、我々人間には解らない魅力があって、ハチを呼び寄せるのかもしれない。
12. Elythranthes brunonisエナメルオーキッドの一種。唇弁の形態が異なる。写真はやや青みが強い。
13. Calochilus robertsoniiやや湿った明るい草原で見つけた。花はまだ全開していないので、リップが展開していない。リップ表面のヒゲが特徴。
14. Cephalotus湿原だが、やや高めの場所にあった。高校生の頃に一度栽培したことがあったので、自生地で見ることが出来、感激した。独特の袋状の捕虫嚢を持つ食虫植物。
15. Elythranthes emarginata花弁の内側は、エナメルオーキッドの異名のとおり、エナメル質の光沢がある。だが、外側は多少ピンクを帯びているだけで、その差は極端である。
16. Leptoceros menziesii草丈はせいぜい5-6cm、上方に突き出た突き出している2本の角、純白で先端が重なり合うぺタルが特徴。本当に愛くるしい花である。

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